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オール北九州ロケの映画公開 主演・光石研さんが小倉昭和館へ

by MOEPPP



カンヌの映画祭にも出品された、オール北九州ロケの映画『逃げきれた夢』で主演を務めた俳優の光石研さんが11日、ふるさと北九州を訪れ、あの思い出の場所に足を運びました。

■北九州出身・光石研さん
「ただいま戻りました。光石研です。」

映画の全国公開に合わせ、11日に地元の福岡県北九州市で、光石研さんが舞台挨拶に臨みました。

すべて北九州で撮影された映画『逃げきれた夢』は、記憶が薄れていく病に侵された男性が、人生を見つめ直していく物語です。

■映画のセリフ
「お前汚いツラしとーのー!粉ふいとーやないか。」
「しゃーしぃ。」

作品では、北九州弁が飛び交います。特に「しゃーしぃ」は、当初の台本より回数を増やしたといいます。

■光石さん
「フランスのカンヌの地で北九州弁が流れて、『お前ら分からんやろうが』という。ものすごく気持ちよったですね。」
■司会
「カンヌで『しゃーしぃ』は、はやりませんか?」
■光石さん
「はやらせてほしい。フランス語っぽくね。」
「この映画は、北九州の皆さんの協力なくしてはできなかった映画です。」

5月にカンヌ国際映画祭にも出品され、全国から注目される作品となりました。

分刻みのPR活動のなか、光石さんは“ある場所”へと向かいました。

■光石さん
「あー樋口さん、ご無沙汰しています。」
■『小倉昭和館』3代目館主・樋口智巳さん
「ご無沙汰してます。」

■樋口さん
「もうずいぶん、進みました。」
■光石さん
「本当だ。いま土台が。すごい。」

訪れたのは、去年8月、火災に見舞われた映画館『小倉昭和館』です。光石さんは、『小倉昭和館』でトークイベントなどを行ってきました。

■光石さん(動画メッセージ)
「ぜひ、そのシートに座って映画を見てやってください。昭和館に来てください。」

3年前、“コロナ”で休業し経営に苦しんでいた『小倉昭和館』を救おうと、光石さんは義援金を贈りました。そのお金で設置されたのが、光石さんの名前が付けられた特別な“ペアシート”です。

しかし、あの日、炎が『小倉昭和館』を飲み込みました。

■樋口さん
「光石さん、本当に申し訳ございません。火事で、光石さんからいただいた“光石研シート”。」
■光石さん
「いやいや、とんでもない。」

10年以上の付き合いがある館主の樋口智巳さんを気遣い、火災の直後から連絡していたという光石さんですが、被災後に会うのは11日が初めてでした。

■光石さん
「ニュースで何度も見てますので、なんかね。樋口さんに声をかけてもらって(昭和館で)何度もご挨拶させてもらったり、イベント組んでいただいたりして、かわいがっていただいたんで。(火災は)びっくりしましたけど、いまからは前を見て“新しいページ”が始まるので、楽しみでしかない、僕は。」
■樋口さん
「光石さんにそうやって言っていただけると。」

“新しいページ”が始まると、光石さんも『小倉昭和館』の復活を信じています。

■樋口さん
「うちのような“まちの小さな映画館”にお越しいただいて、出演料もギャラも何にもお払いできないようなところでも、お話をして下さっていたので。映画を通じてみなさまに集っていたいただける場所、居心地のいい場所でありたいと思っています。」

ことし12月の営業再開を目指す『小倉昭和館』は、光石さんをはじめ多くの人たちが、その復活を心待ちにしています。

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