ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー
監督/阪元 裕吾
ハングマンズ・ノット(18)でバイオレンスエンタテンメント映画監督として注目をあびた監督。
前作の「ベイビーわるきゅーれ(21)」は上映関数が少ないものの口コミで大きな話題となった。
前作は女子高生殺し屋だった2人の設定は時間経過とともに社会人となった姿を今作では描いている。
出演
杉本ちさと/髙石あかり
わたしの幸せな結婚 でも 嫌な女役 斎森香耶 役で出演
今後にも期待される女優の一人
深川まひろ/伊澤彩織
スタントパフォーマーでもある彼女は『キングダム』、『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』のスタンドボディでも活躍。来週公開の「映画ネメシス」でも殺し屋役で出演
9月公開の「ジョン・ウィック4」にも出演
丞威
殺し屋兄弟の兄役
岩永ジョーイとして活動していた俳優で「孤狼の血」にも出演
「燃えよデブゴン TOKYO MISSION」「るろうに剣心 最終章 The Final」にも出演
濱田 龍臣
殺し屋兄弟の弟役
ウルトラマンジードの主人公役でも知られる若手俳優
今回もいい演技を魅せてくれる
水石 亜飛夢
キラメイジャーのキラメイブルー 殺し屋協会の掃除屋として出演
社会人となった今も殺し屋家業をしているちさと(髙石あかり)とまひろ(いざわ さおり)だが、昔に入会したジム会費の未払いで溜まりに溜まった請求額や殺し屋協会の会費未払いでバタバタ。
そんな彼女らのポジションに成り代わろうと、殺し屋協会の下請けをしていた兄弟が、ちさと まひろ を殺して成り代わろうと狙いをつけるのだが…
前作に続いての主演2人の魅力あふれるアクション
その一方で世間ずれしただらりとして日常。
このギャップとシナリオ展開のテンポの良さと緩急の付け方が秀逸。
全体的に「昔見たエンタメ映画を継承した映画」ともいえるだろう。
社会で働くことのになった2人の現実を知り、絶望までは行かないにしてもらくして儲けることのできない現実を突きつけるあたりはゆるい
しかし 狙われてからの切り替えの緩急の付け方がシナリオも出演している、髙石あかりにしても、伊澤彩織にしても明確に目つきも顔つきも雰囲気も変わるというギャップが面白い
加えて監督の演出として、ゆるいシーンは長回しのカメラが印象的。
長回しだからこそのゆるい会話がほんとうにゆるゆると感じる。
それがアクションとの緩急になっていて、観ていて飽きないところが面白い。
ベイビーわるきゅーれの魅力はなんといってもガンアクション
センター・アクシス・リロック・システムを取り入れたアクションがどこまでも本格的でかっこいい。
銃の構え方といえばウィーバースタンスが昔は主流だった。
80年代映画のアクション映画の主人公が銃を構える姿というのは、ウィーバースタイルがほとんどと言ってもいいほど
ウィーバースタイルは右利きの場合 半身を斜めにして構えるもので映画でいうと王道的スタイルとも言える。
実際に構えたらこういう感じで写真が画面に出ているはず
2000年代くらからはアイソセレススタンスの構えも増えてきて映画の中でもどちらも見かけるようになった。
アイソセレススタンスは両手を使ってしっかりと狙いを定めるスタイルの構え
狙いやすいのと銃の反動を抑えやすいので、警察やスポーツシューティングなどでよく使われている。
このベイビーわるきゅーれシリーズではC.A.Rシステム(センター・アクシス・リロック・システム)を採用。まさに現代のガンアクション映画として最先端。
センター・アクシス・リロック・システムは腕を伸ばさず大きく分けて2つの構え方(正確には4つの構え)があって、大きな特徴は腕を伸ばさない。
銃を胸元でしっかりと構えて相手の動きに合わせて柔軟に変えて対処する…という、近接戦闘における銃の構え方。
ベイビーわるきゅーれ2ベイビーのアクションシーンでは
High
と
Extended
の2つをベースに「Combat High」や「apogee」はもちろんアイソセレススタンスもウィーバースタンスを使い分けているのも見どころ。
センター・アクシス・リロック・システムは「ジョン・ウィック」でも採用されているので知っている人も多いだろう。
アニメで言えば「リコリス・リコイル」の千束が銃を構えていたのが、センター・アクシス・リロック・システムなので覚えている人も多いハズ
とまあ ちょこっとだけサバゲー好きな自分ですら、ガンアクションシーンにどっぷりと見入ってしまったこの ベイビーわるきゅーれ2ベイビー
主演と敵役の2名は見事にアクションシーンを演じきってくれた作品。アクション映画の王道でもありエンターテイメント映画として大きなスクリーン。
映画館で観るべき1本に仕上がっている。
ぜひ ぜひ 劇場で御覧ください