ゴールデンウィークの風物詩・浜松まつりがいよいよ3日から始まります。今年は新型コロナによる制限もほとんどが解除されることもあって、浜松市は2日から熱気に包まれています。
◆初子の誕生祝い「凧の糸目付け」
勇壮な凧あげ合戦と、絢爛豪華な御殿屋台の引き回しで知られる浜松まつり。
2日午後 浜松市中区池町で行われていたのは、浜松まつりの代名詞、初子の誕生を祝う「凧の糸目付け」です。
凧の上がり具合を調整するために糸をつけるこの作業は、準備の最終段階。
新型コロナの影響で3年越しに凧を揚げる初子の祖父や、町内の人たちが丁寧に作業を進めていきました。
初子の祖父・石川 順一さん:
孫の初凧がやっとできます。最高です。(凧が)揚がればいいなと、それだけですね
◆「久しぶりで気合を」祭り用品店にぎわう
一方 中心市街地にある祭り用品店は、法被の中に着るシャツや足袋などを買い求める人でにぎわっていました。
来店客からは制限が緩和された祭りに、期待の声が聞かれました。
来店客:
かっこいい格好をして出たいので、気合を入れて来ています。久しぶりに出られるので楽しみです
今年は3年ぶりに参加する町もあり、子供用品が特に売れているほか、店主も熱気を感じています。
凧人・大石 直人 社長:
子供が成長して着られなくなったということで、今年は早い時期から子供のものが売れました。凧揚げと糸切り合戦が浜松まつりのメインなので、凧が好きな人たちは燃えていると思います
浜松まつりは3日から3日間にわたっておこなわれます。
◆4年ぶり復活にものも 5日は“松潤”武者行列
この浜松まつりで4年ぶりに復活するのが、中心市街地での「御殿屋台の引き回し」。
また参加者がラッパや太鼓のリズムに合わせて列になって歩く「練り」、そして凧揚げ会場で強さを競い合う「糸切り合戦」も復活します。
さらに観客の人数制限がなくなり、マスクの着用もそれぞれの判断に委ねられます。
一方で凧揚げ会場や中心街、それに町内での飲酒は依然禁止となっているほか、すべてのイベントを午後9時までに終了させなければなりません。
5日には騎馬武者行列に俳優の松本潤さんたちも出演する予定で、浜松市は大勢の人でにぎわいそうです。
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