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御家人斬九郎 「最後の死闘」      渡辺謙 若村麻由美 岸田今日子    最終回ラストシーン        一週間以内に削除します。

by MOEPPP



《蔦吉ファン》個人の勝手な解釈が入っていますので、作者の意図や物語全体の筋とは異なる印象を受ける可能性があります。その辺ご理解の上ご覧下さい。

★斬九郎は死んだのか(《蔦吉ファン》の解釈)
死にました...、渡辺謙さんが監督した物語の最後で。しかし、企画担当の能村庸一氏の意見によって追加されたエピローグ(下記)で生き返りました。能村さんは、「シリアスな展開になっても、最後はいつもの調子に戻る」という斬九郎シリーズのテイストを崩したくなかったのだそうです(第7回京都ヒストリカ国際映画祭 【リポート】「御家人斬九郎」トークショー)。

一旦死んだことは物語の筋や最後の戦いの状況からして議論の余地が無いと思いますが、加えて、上記トークショーにおける能村氏の二つの証言(?)を紹介しておきます。曰く、「謙さんは(略)斬九郎の死をもってシリーズを終わらせたかったのだと思います」。また、「放映後暫く経って渡辺謙さんに『斬九郎は生きているって事で良いんですよね』と聞いたら謙さんから『あなたがそうしろと言ったんじゃないですか』と返って来ました」。
とはいえ、実は死んでいなかったとか、死んだけどエピローグは死ぬ直前の斬九郎が見た夢だったとか、見る側が想像して良いのではないかといった意見もあります(例えば:上記トークショーの犬童一心さんの意見)。 (以下、2023年7月16日追記: ただ、人力車がない時代の斬九郎が人力車の夢を見るのは可成り無理があると思います。 国交省横浜国道事務所のホームページによれば、人力車がわが国に始めて登場したのは明治3年だそうです。)

ついでに書いておきますと、《蔦吉ファン》の解釈通り死んだのであれば、原作者に断りもなく主人公を殺して良いのかという疑問がどうしても消えません(原作者の柴田錬三郎はテレビ放映の遙か前、1978年に亡くなっています)。

★渡辺謙さんが最終回の監督をする事になった経緯
参考までにもう一つ。渡辺謙さんが最終回の監督をする事になった経緯は能村庸一・春日太一共著の「時代劇の作り方 プロデューサー能村庸一の場合」の128ページに書かれています。曰く、スタッフの間から(能力もあるので)「最終回の演出は謙さんで」と盛り上がり、みんなで口説いたら、ちょっと迷った後、男として一生に一度だけみたいなことで受けてくれた。

謙さんの気迫、熱意、能力を目の当たりにしていたスタッフの、謙さんへの信頼は大変厚かったようです。

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