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禁じられた熊狩りに挑む、主演:杉田雷麟・寛一郎 脚本・監督:飯島将史『プロミスト・ランド』特報【2024年6月29日公開】

by MOEPPP



キネマ旬報ベスト・テン第1位(日本映画作品賞)ほか数々の映画賞に輝いた『せかいのおきく』(阪本順治監督)に続く「YOIHI PROJECT」の第2弾劇場公開作品となる『プロミスト・ランド』の初日が決定。2024年6月29日(土)、ユーロスペースほか全国で順次公開される。

 阪本順治監督らの元で研鑽を積み、日本映画界の硬派な監督陣の血筋を継承する新鋭・飯島将史監督が、主演に杉田雷麟と寛一郎を迎えて送る本作は、マタギの誇りを貫くため、他を犠牲にしてきた若者と、古いしきたりや大人たちに反発しながらも、自分の生き方を見つけられずにもがく若者が、それぞれの思いを果たすため、二人きりで禁じられた熊狩りに挑む物語。

 春の東北、マタギの伝統を受け継ぐ山間の町。高校を出て親の仕事を手伝う20歳の信行(杉田雷麟)は、この土地の閉鎖的な暮らしに嫌気が差しながらも、流されるままに日々を送っていた。そんなある日、役所から今年の熊狩りを禁止する通達が届く。違反すれば密猟とみなされ、マタギとして生きる道を閉ざされてしまう。皆が落胆しながらも決定に従うなか、信行の兄貴分の礼二郎(寛一郎)だけは、頑なに拒み続ける。後日、礼二郎から呼び出された信行は、二人だけで熊狩りに挑む秘密の計画を打ち明けられ…。

 檜原のマタギ衆のひとりであり、息子の信行と事あるごとに対立する親父を演じるのは、『太陽の子』(21年)、『ケイコ 目を澄ませて』(22年)等で知られ、最近ではNHK連続テレビ小説『ブギウギ』の社長秘書室長役が話題をさらった三浦誠己。

 信行の母を演じるのは、『偶然と想像』(21年)、『はい、泳げません』(22年)、『ちひろさん』(23年)等の話題作に出演、映画、舞台、ドラマと幅広く活躍する占部房子。

 マタギ衆のひとりで、信行と礼二郎の良き理解者・田島には、『偶然と想像』(21年)、『狐狼の血 LEVEL2』(21年)、『夜明けのすべて』(24年)など、日本映画界に欠かせない存在である渋川清彦。

 そしてマタギたちを束ねる親方・下山には、『冬薔薇』(22年)、『Dr.コトー診療所』(22年)、『首』(23年)など、日本映画を代表する名優・小林薫が扮し、静かな威厳を滲ませる。

 この特報は、壮麗な自然の中、熊狩りへと向かう信行と礼二郎の姿を追いかける。春の雪が残る広大な山を、熊を探して、ただ黙々と歩き続ける二人。やがて事態は急転し、緊迫した表情を浮かべる信行と、慌ただしく飛び立つ鳥たち、そして礼二郎が銃の引き金に指を掛け――。

 せりふは一言もなく、木々のざわめきや鳥のさえずり、雪崩の地響きなど、人間たちを圧倒するような大自然が画面を支配する。古来より山とともに生き、自然を畏敬し、その恵みをいただいてきたマタギたちの世界を目で、耳で、体で感じられる映像になっている。

■YOIHI PROJECTとは
美術監督・原田満生が発起人となり、気鋭の日本映画製作チームと世界の自然科学研究者が連携して、様々な『良い日』に生きる人々の物語を「映画」で伝えるプロジェクト。劇場映画第1弾『せかいのおきく』は江戸時代の<循環型社会>をテーマにしながら、<人と人のぬくもり>と<いのちの巡り>を瑞々しく描いた至高の青春エンタテインメント。第2弾の本作では、自然と共に生きるマタギの文化をテーマに、消えつつある伝統文化の継承を2人の若者の物語を通して描いている。

出演:杉田雷麟 寛一郎
三浦誠己 占部房子 渋川清彦/小林薫 
脚本・監督:飯島将史  
原作:飯嶋和一「プロミスト・ランド」(小学館文庫「汝ふたたび故郷へ帰れず」収載)
製作:FANTASIA Inc. / YOIHI PROJECT 制作プロダクション:ACCA /スタジオブルー
配給:マジックアワー/リトルモア ©︎飯嶋和一/小学館/FANTASIA
映画公式サイトURL:  www.promisedland-movie.jp公式Xアカウント: @promisedlandmov
YOIHI PROJECT公式サイトURL: yoihi-project.com (公式Instagram @yoihi_projectで #マタギの日常 配信中)

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