@落語 #椎名桔平#北野武#広末涼子「エビチリ問答」「実況見分の涼子ちゃん」
「エビチリ問答」
こないだね、「食事会」という言葉にちょっとした違和感を覚えましてね。
いやね、昔の「食事会」っちゃあ、女将さんが腕まくりして煮物と白飯で「おかわりありますよ」ってのが定番だったのが、最近は洒落たレストランで「アヒージョ」だの「カプレーゼ」だのって、もう、どこを食えば日本人になるのか分からない。
だけど、そんなオシャレ系とは真逆の、まるで戦場みたいな食事会があったんですってよ。
場所は中華料理屋――ところが出席者がヤバい。
何しろ、座ってるのが北野武に三浦友和、北村総一朗に椎名桔平、加瀬亮……おいおい、これキャスティング間違えたら即死するメンツじゃねぇか!
で、何が始まるかと思ったら、いきなり……沈黙。
誰も喋らない。まるで“地雷原の円卓”ですな。
北野武が真ん中にドンと座ってるんだけども、これがまた一言も喋らねぇ。
ただね、動くんですよ。水を注ぐ、箸を直す、でもしゃべらない。
これはもう拷問ですな。箸より先に胃が壊れる。
これ、まるで“たけし版・沈黙の晩餐”。
スティーブン・セガールだったら、すぐテーブルひっくり返して戦闘開始ですわ。
でもね、そんな地獄のような中華地獄鍋に、救世主が現れた。
それが、我らが椎名桔平。彼がね、ついに言うんですよ。
「……エビチリ、いきます」
それ聞いて、みんなドッキーン。
“エビ”が先か、“命”が先か、そんな空気だったんですから。
でね、椎名さん、隣にいた加瀬亮に「エビうまいぞ」って囁いたんですって。
この一言が歴史を動かす!
中華料理店の円卓が回るように、空気も一気に回転した。
まるでエビチリがアンパンマンの顔みたいに、「元気百倍!」ってね。
で、やっと他の役者たちも、春巻だのシュウマイだの、食い始めたっていうんだけど、
これが何より怖いのは――
たけしさん、最後まで一言も喋ってねぇってんだ。
それで全員が「あれでよかったのか?」って思って帰ったっていうから、もう監督どころか神様ですな。
でもね、これって風刺が効いてると思うんですよ。
今の日本の空気って、まさにそれ。
上の人が喋らないと、みんな動けない。
上司が黙ってると、部下は資料も出せない。
政治家がダンマリだと、国民が飢える。
たけしさんはそれを皮肉ってたんじゃないかね。
「空気に支配される人間」っていう日本人の病。
昭和の終わりからずっと患ってる持病みたいなもんでね。
マスクを外せと言われたら、全員つける。
黙食を強要されたら、ラーメン屋でまで黙祷しだす。
そこへ一人、「エビうまいぞ」と言える人間が出てくるかどうか。
これはねぇ、“勇気の定食”ですよ。
それにしても、たけしさんも“しゃべらない演出”を現場に持ち込むって、さすがですよ。
普通は映画の中だけでやることを、日常生活にまで持ってきてる。
もうプライベートまでメソッド演技。
日常をドキュメンタリーに変える男。まさに“アウトレイジ”ですよ。
でも考えてごらんなさいよ?
たけしさんがもし「うまいね、このエビチリ」とか喋ったら、それはそれで全員気絶したと思いますよ。
「うわっ、セリフが来たっ!」ってね。
そのまま映画の撮影が始まってもおかしくない。
「全員悪人」ってキャッチコピーだけど、
食事会では「全員沈黙」だったってのが一番の笑いどころ。
いや、でも本当に一番怖いのはね――
“沈黙が一番支配力を持つ”ってことを、みんな知ってるってことですよ。
日本人は「空気を読む」って美徳を持ってるように見えるけど、
その実、「空気に支配される」っていう、悪質な呪いにかかってる。
これ、現代の“空気病”ってやつですな。
だから、皆さんもね。
職場でも、家庭でも、飲み会でも――
たまには「エビうまいぞ」って、言ってみてくださいよ。
それが言えるあんたは、もう北野組の主演クラスですから。
……え? オチ?
オチはもう出てますよ。
あなたが次、黙ったら――
回ってきたの、エビチリじゃなくて修羅場かもしれないってことですわ。
おあとがよろしいようで
2幕目
「実況見分の涼子ちゃん」
あたしはね、落語家やってるけど、最近の芸能界っつうのはもう落語より面白ぇ。師匠も草葉の陰で「こりゃいいネタだなぁ」っつってメモ取ってるかもしんねぇな。
さて今日は、とある女優さんの話──いや、言っちゃってんだよ報道で。「広末涼子、実況見分で美貌に注目」ときた。もう事件より顔面報道ですよ。ま、顔面偏差値高すぎるってのも考えもんだな。
なんでも、4月に新東名でドーン!とやっちまったらしい。大型トレーラーに追突、相手が悪ぃのか運が悪ぃのか。で、病院運ばれて、パニックになって看護師さん蹴っ飛ばしたり引っ掻いたり。えらいこっちゃですよ。
けどよ、「薬物の疑い」っつって、アルコール・薬物検査して「陰性」。あたしなら陽性反応出たら「これは純米吟醸です」と言い訳するけどね。ま、薬物出てこねぇのに家宅捜索までしちゃって、どんだけ芸能人ってのは「疑われ商売」なんだか。
で、今回の実況見分ですよ。警察車両に乗って、カーテンの隙間からチラ見せ。これがもうワイドショー大騒ぎ。「綺麗すぎる45歳」とか「さすがトップ女優」とか、もうまるで実況“美貌”見。
けど一方で、これやったのが午前11時〜午後1時。新東名のIC区間を通行止め。X(旧Twitter)じゃ《いい迷惑》の嵐。中には《夜中やれ》とか《事故後まで迷惑》って声もある。でもね、実況見分って夜中にやったら、今度は「女優の深夜ドライブ実況」とか言われるから、どうやっても炎上よ。
ただ不思議なのは、こんな時でも「広末美人」って声が多いのよ。《45でも美しい》だの、《透明感エグい》だの…ま、たしかに劣化せずあれだけ美人なら、追突されたトレーラーも「むしろ光栄です」とか言い出しそうで。
でも、あたしの知り合いの芸人が言ってたのよ、「事故より美貌って、芸能界ってのは道徳より顔面が大事なのか」って。いやほんと、あたしらの時代は芸より品格がモノを言った。いまは顔か、数字(フォロワー)か、もしくは不祥事か。
で、テレビ局も大騒ぎ。NHKはヘリ出して、TBSは中継車。夕方のニュースで井上アナが「篠原涼子さんが実況見分……あ、広末涼子さん」とか間違える始末。ま、あのふたり、世代と美貌がかぶってるから仕方ねぇか。けど訂正しねぇでCM行っちゃって、《人間失格》のタグ付きで炎上。人間失格がトレンド入りって、太宰もびっくりだよ。
でも不思議なもんで、この手の報道って「本人の病名」もセットで出てくる。《双極性感情障害および甲状腺機能亢進症》──難しい名前だな、これ。言いづらくて落語の枕には向いてねぇけど、「病気と美貌と事故の三点セット」で出てくる女優って、もう国宝かなんかか。
さて今回の実況見分、立件されるかどうかはまだ未定らしいけど、ケガしたのはマネージャー。運転手じゃないから処罰感情も薄くて、罰金刑程度で済むんじゃねぇかって話。で、ファンクラブには音声配信で復活アピールしたらしい。音だけで「透明感」出すんだから、そりゃもう特殊能力だよ。
で、復帰するかしないか。否定的な声も多いけど、「やっぱり見たい」「やっぱり涼子」って声もあんのよ。ま、芸能界ってのは「一度沈んでも浮き輪はファンが投げてくれる」ってもんでさ。
ただし、このまま何もかもなかったことにはできねぇ。だって追突されたのは現実で、蹴られた看護師さんも実在するわけよ。そこを「顔がいいから許される」ってのは、そりゃ世間様の理屈が通らない。
だからね、本人には言いたい。まずは心の健康だよ。心が壊れたら、顔も演技もメディア露出も何も意味がねぇ。
……あ、ちなみにあたしもね、過去に「実況見分」やったことあるのよ。師匠の稽古場で「あたしの落語が事故った」と言われて、師匠に座布団の上で正座実況。終わったあと、「ま、話は面白くなかったが、お前の顔がいいから許す」って言われてね──
#落語 #椎名桔平#北野武#広末涼子「エビチリ問答」「実況見分の涼子ちゃん」
エビチリ🦐好きです❤
広末涼子はヤバいよ😅