柊茂とは?(ひいらぎ・しげる)をご紹介します!
#105 柊茂とは?コナンの名探偵図鑑では34巻
【ミステリーのあれこれを解説】
柊茂(ひいらぎ しげる)は「おみゃあさんよお…」という独特の名古屋弁を操り、法廷で熱い論戦を繰り広げる名物検察官です。和久峻三の推理小説・赤かぶ検事シリーズの主人公として、長年にわたり多くの読者・視聴者に愛されてきました。
柊茂は、司法試験を通過したエリートではなく、高校卒業後に検察事務官から叩き上げで副検事を経て、50歳を過ぎて検事に昇格した「特任検事」。その痩せ細った長身の体躯には、長年の実務経験と人生経験から培われた深い洞察力が宿っています。好物の赤かぶの漬物を法廷でうっかりぶちまけたエピソードから、「赤かぶ検事」の愛称で親しまれるようになりました。
犯罪の裏に隠された人間の業や情念を深く見つめ、時に厳しく、時に温かく、事件に関わる人々の心に寄り添います。法廷では弁護士と激しく対立しながらも、一歩法廷を出れば互いを尊重し合う人間関係を築くなど、その人間味あふれるキャラクターは、当時の刑事ドラマが主流だったテレビ界において、「法廷ドラマの先駆者」として新たな風を吹き込みました。
これまで、フランキー堺、橋爪功、中村梅雀といった名優たちが柊茂を演じ、それぞれの個性を光らせながら、このユニークなキャラクターを時代を超えて生き生きと描き出してきました。
正義感と人情、そしてユーモアを兼ね備えた柊茂は、忘れられない名キャラクターです。