絵筆が 心のキャンバスに 旋律を刻み込む──
暮れなずむ初秋の軽井沢
光り輝く水面に映し込んだのは
遠い日の淡い恋心の追憶…
2026年6月5日(金)~6月18日(木)アップリンク吉祥寺にて上映
主人公の市子を演じるのは、数々の名匠に愛された八千草 薫。その演技の冴えは、詩的かつ、ゆったりと、たゆたうような劇中の時間を醸し出す。市子が想いを寄せる画家・宮謙一郎には、黒澤明作品を始め、長年にわたり日本の映画・演劇界を牽引してきた仲代達矢。息子の進役に風間トオル。また岸部一徳、竹下景子、六平直政、嶋田久作、本田博太郎など、実力派俳優陣ががっちりと脇を固めている。
全篇を彩る音楽(作曲、ピアノ演奏)は、日本を代表するジャズ・ピアニストの山下洋輔。挿入画は、日本美術界の重鎮 宮廻正明(東京藝術大学大学院教授)画伯が本作のために描いた作品という豪華さ。八千草 薫の着る着物を始め、バッグやオルゴールなどまで、全てが選び抜かれた逸品揃いだ。
【ストーリー】市子が少女の頃に想いを寄せていた人は、今では国際的な画家となっていた。彼の個展の記事を目にした市子は、秋深まる軽井沢へと旅立つ。思い出の一枚の絵を求めて……。一方、旅に出た母を気にかけ、後を追う息子の進。だが進はまだ知らない、着物の仕立てをしながら、戦後の貧しさの中で、心に封印した若き日の母の想いを……。軽井沢で人のぬくもりに触れ、やさしくほどけてゆく市子の心。そんな市子に思いがけない出逢いが訪れる。
監督・脚本:中 みね子
出演:八千草 薫 仲代達矢 風間トオル 岸部一徳 竹下景子 六平直政 嶋田久作 本田博太郎
製作:岡本みね子事務所
2014年/日本/カラー/102分
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