1904年5月13日、熊本県玉名郡玉水村に生まれた笠智衆。寺の家に生まれ、大学を経て松竹蒲田撮影所の研究生となり、長い下積みを経験しました。その後、小津安二郎監督の作品に出演し、「晩春」「麦秋」「東京物語」などで日本を代表する俳優として知られるようになりました。
映画だけでなく、NHKドラマ「たまゆら」や「男はつらいよ」シリーズにも出演し、御前様役で幅広い世代から親しまれました。また、木下恵介、稲垣浩、黒澤明、山田洋次など多くの監督の作品で存在感を示しました。
紫綬褒章、勲四等旭日小綬章、東京都文化賞、川喜多賞など数々の栄誉を受け、晩年まで俳優として活動しました。1992年公開の「男はつらいよ 寅次郎の青春」を最後の映画として、1993年3月16日に88歳で亡くなりました。
静かな演技と温かみのある存在感で、日本映画に深い足跡を残した笠智衆。その人生と俳優としての歩みを振り返ります。
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