1977年、高校2年の時に観て感動した名作ドラマ『男たちの旅路〜シルバーシート』には《老いる》ことへの敬意、積み重ねてきた人生を愛しみ、忘れずに大切にする意義が熱く語られていました。このドラマでは黒澤明監督映画の常連である志村喬さんや藤原釜足さん、名作『砂の器』の熱演が光る加藤嘉さん、小津安二郎作品の象徴とも言える笠智衆さん、今村昌平・大島渚・新藤兼人など巨匠監督たちに重用された殿山泰司さん、日本映画の黄金時代を築いた燻し銀の俳優5名が夢の共演。《老い》の切なさ、寂しさと悔しさ、怒りやもどかしさを真に迫り熱演しています。高齢化が更に深刻になった今の日本だからこそ、半世紀前このドラマに登場し、都電をジャックした老人たちの叫びと訴え、脚本家・山田太一さんの珠玉の様な台詞の数々が胸に突き刺さります。このドラマをまだご存知ない若い世代の皆さんにも、是非知って感じて頂きたく、物語の舞台となった都電荒川線や荒川車庫にも、少しだけロケを敢行して、動画にまとめました。2026年のシルバーウイークに、ぜひ皆様でご覧頂きたく存じます。
そして皆様が積み重ねてきたものに、人生に想いを新たにして頂ければ幸いです
#男たちの旅路シルバーシート#半世紀を超え甦る魂の叫び#古き良き日本映画を代表する名俳優たちが夢の共演#山田太一脚本の傑作ドラマ#昭和52年度の芸術祭大賞作品
00:00. 都電荒川線
00:23 男たちの旅路 ドラマ概略紹介
00:54. 1977年11月放送 第3部:初回の名作が《シルバーシート》
01:07. 日本を代表する名俳優5名が夢の共演
01:22. 老人4人が都電をジャックし立てこもった
01:48. 吉岡司令補が老人たちの説得へ
02:02. 歳を取る虚しさ 語り始める老人たち
02:34 昔は電車を動かしたり、子供を抱き起こしたりしてた
03:08 人間はしてきた事で敬意を表されちゃいけないのか?
03:24 過去を大切にしなきゃ人間の一生は成り立たない
03:52 してきた事を敬わないと人は使い捨てられるだけ
04:08. 違う!と反論する吉岡
04:20. 戦争を引きずる吉岡の話
05:00. 一緒に生きた人間が忘れないでいてやるしかない
05:16. 老人たちの振る舞いは大切な過去を汚している
05:34 理屈だ!と反論返しする老人たち
05:56. 20年後は同じ老人になると忠告
06:11. 20年後の覚悟は出来てる!と言い切る吉岡
06:27. 甘えが原因 押し入れに閉じこもった子供だと叱責
06:48. 我々は押し入れに閉じこもった子供と言う老人たち
07:05. 空港で亡くなった仲間の遺骨が一つの契機
07:33. ずっと黙っていた老人が吉岡に猛反撃
08::00 何も言えなくなる吉岡
08:25. 警察に連行される老人たち
08:38. 帰りの都電の中で静かに呟く吉岡
08:57. ドラマの舞台となった荒川車庫の現在
09:17. 高齢化が進んだ日本に老人たちの言葉が沁みる
09:32. 名俳優たちは皆さん鬼籍に・・・
09:44. 20年後の覚悟を示した鶴田さんは10年後帰らぬ人に
09:59. 男たちの旅路の煌めきは永遠に・・・
動画をご視聴頂いた皆様、有難うございます!NHKオンデマンドやU-NEXTなどにアクセスして頂ければ、有料で本編全編をご覧になれます。また、あまり積極的にはオススメできませんが、某動画サイトなどでは無料で全編視聴も可能です!いずれにしましても半世紀前のこのドラマ、昭和52年度の芸術祭大賞に輝いた名作です。より多くの皆様にご覧頂ければ嬉しく幸いに思います。きっと胸打たれることと存じます。
この《シルバーシート》以外にも『男たちの旅路』には珠玉のエピソード回が沢山あります。私が好きなのは《冬の樹》そして何と言っても《車輪の一歩》ですが、皆さんのこのドラマシリーズに関する思い出も、宜しければお知らせ下さいませ☺
ドラマの中で吉岡司令補は、都電荒川線の《巣鴨新田》の近くに住んでいる設定でした。この動画のファーストカットは現在の巣鴨新田駅のすぐ近くで撮影したものです。男たちの旅路の大傑作回『車輪の一歩』の中では、吉岡司令補の自宅を障碍者の1人(斉藤洋介さん)が尋ねるシーンがあり、司令補がこの青年を背負って2階の自室まで運んであげるシーンがありましたね。その後に続く展開もシリーズの名場面でした。本当に忘れられないドラマです。