【続かぶき特等席】秀山祭を語る　二代目中村吉右衛門さんをしのんで・松本幸四郎さん（9月25日まで配信）

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深い作品理解と、卓抜したせりふまわしで、多くの観客を魅了した、二代目中村吉右衛門さんが世を去り、もうすぐ2年が経ちます。俳優人生を通じて追い求めたのが、実祖父にあたる、養父・初代吉右衛門の芸の継承でした。
2006年に始まった9月歌舞伎座での「秀山祭」は、吉右衛門さんが初代を顕彰し、その芸を次代に受け継ぐ場として始めた興行です。今年は吉右衛門さんの三回忌追善として開かれます。
吉右衛門さんの甥で、ゆかりの演目に出演される松本幸四郎さんをお招きし、亡き吉右衛門さんとの思い出、そして出演作品の魅力をうかがいます。

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《出演者》
・松本幸四郎さん（まつもと・こうしろう）1973年生まれ。父は二代目松本白鸚。79年、三代目松本金太郎を名のり初舞台。81年に七代目市川染五郎、2018年に十代目松本幸四郎を襲名。舞踊の松本流家元としても活躍する。「秀山祭九月大歌舞伎　二世中村吉右衛門三回忌追善」では昼の部で「土蜘」、夜の部で「一本刀土俵入」に出演する。
・増田愛子（ますだ・あいこ）朝日新聞文化部記者。2003年入社。現在は東京で演劇の取材を担当。