映画評論家 添野知生と松崎健夫のYouTube番組「そえまつ映画館」！
TV番組から飛び出しYouTube版として、おススメの新作映画・配信情報をお届けします！
今回は
12月22日（金）公開の『PERFECT DAYS』をご紹介！
役所広司、
第76回カンヌ国際映画祭にて
最優秀男優賞を受賞。
「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースが、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した。
こんなふうに生きていけたなら
東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山（役所広司）。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。
”木漏れ日”
木々の葉がゆれたときに生まれる光と影のゆらぎを、日本ではこう言う。
それは、その瞬間、ただ一度だけのもの。
東京・渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したヴェンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描いた。共演に新人・中野有紗のほか、田中泯、柄本時生、石川さゆり、三浦友和ら。カンヌ国際映画祭では男優賞とあわせ、キリスト教関連の団体から、人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞した。
『PERFECT DAYS』公式HP
https://www.perfectdays-movie.jp/
【おことわり】松崎本人のマスクは持病によるためのものであり、コロナとは無関係です。
#役所広司
#カンヌ国際映画祭
#東京国際映画祭
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そえまつ映画館が選ぶ！「2023年ベストテン」
ーそえまつ映画館 3rd Anniversary—
映画評論家添野知生と松崎健夫がお届けする番組「そえまつ映画館」が
Youtubeを飛び出し、またまたLOFTでイベントをやっちゃいます！
2024年1月20日（土）「2023年ベストテン」と題して
あらすじや見どころはもちろん、監督、出演者、撮影方法など、添野（今回は残念ながら欠席）、松崎ならではの切り口で、作品に関するとっておきの裏話も盛り込みながら去年公開された映画の中からベストテンをランキング形式で解説していきます！！
日時：2024年1月20日（土）開場11:30 開演12:00
場所：Naked Loft Yokohama
神奈川県横浜市西区南幸2-1-22 相鉄ムービル3F
☎045-534-6268
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/naked/270825
チケット：1200円 当日チケット：1700円（別途１オーダー500円以上）
配信視聴チケット：1900円 購入受付期間2024年2月3日（土）22時まで
https://twitcasting.tv/
※後日ランキング下位のみ「そえまつ映画館」の中で配信予定です。完全版はこちらの有料配信でのみ視聴できます。
14 comments
添野さんはお元気でそうでしょうか？😭
カンヌの審査員も役所さんの出演作は何本も見ていないかもしれないけど少なくとも今まで様々な役を演じてきたベテラン俳優で日本のトップ俳優という事くらいは知っていただろうから我々とそう大きな違いはないと思いますよ。
かえって特別な先入観もなく必要最小限な情報だけだから純粋に演技が評価されたのかとも思います。
淡々と壮年男性が公衆トイレを清掃をする。毎日が同じ日々の中に小さな樹木を見つけたり、木漏れ日の変化を求め撮影したり、ほんの小さな幸せを無口な壮年男性が顔で喜怒哀楽を見せる役所さんの演技は最高でしたね。令和の東京物語と思います。
世界には膨大な人間たちがいてまったく知らない人ばかりでホントにいるのかどうかわからないからそれは想像力ということなのだろうと思う。日本にもたくさんの人がいてもちろん知らない人ばかりだ。映画のなかの架空の人を見ることが出来るのは考えてみれば不思議なことだ。映画のような想像力。その人のことを見て何か感じて考えてまるでほんとにいる人のことのように記憶する。演技というのは大したものですね。
エンディングの「木洩れ日」のテロップを教えてください。
いい映画でした。見て良かったです。賞を取ったか、関係なく、私は私の人生の中でこの２時間５分この映画に集中して良かった、良い時間だった、と思える映画でした。解説、評論ありがとうございます。
17:16 松崎さんの正直さと誠実さが伝わってきて松崎さんの評論をこれからも聴き続けようと思いました。
あぁ～なるほど、そういうことだったのか。。
平山さんの生活から「わびさび」を感じました。豊かな人生に必要なものを、全て手に入れ、不要なものを削ぎ落とした清々しい充実感。
おそらく平山さんは雄弁であり、常に仲間や同僚に囲まれ、仕事ぶりからも優秀なリーダーで豊かな生活を送っていた筈です。
また、妹の「戻らないの？」の言葉から平山さんはいつでもレクサスに乗るような生活に戻れることが伺えます。
彼を寡黙で孤独にしたものは映画の中で語られていませんが、パーフェクトでは無かった日々を経て、あの生活にたどり着いた幸福を随所に感じることができました。
この映画を知らずに、たまたま入った時間に始まったので観ましたが、老後2000万円問題を抱える社会の中で暮らす私にとって、大いに参考になる映画でした。
僕は役所さん演じる平山が恋敗れてハイボール3本とピースを買って桜橋の下で煙草を吸ってむせるシーンが好きです。あんなメンタリティーは日本人にしかわからないと思う。
なぜマスク？聞き取りにくい
独り暮らしの初老の男の生活を淡々と描いている映画で、お金も無くて決して幸せとは言えないと思えるけど、本人にとっては幸福な日々ということなんだろう。
パターソンに似たものを描いてますよねー！
この人は何でマスクをして喋っているんだろう？2m以内に
感染可能者がいたんだろうか？だったらカメラはもう少しはられて撮ればとれば？