ー字幕推奨ー
00:00 イントロ
00:32 制作準備
00:52 下絵制作開始
02:05 デジタル加工
03:02 打ち合わせへ向かう
04:12 「劇団朱雀二十四役者絵図」最終チェック
<2023年 初頭>以前から仕事で関わっている俳優の早乙女太一君より依頼が入り、劇団朱雀 舞台公演「祭宴」で舞台美術を担当することになった。舞台上の背景幕のほか、何かに使えるアイテムとして今回、東洲斎写楽の描いた大首絵(役者絵)を劇団朱雀のメンバーでリメイクする。資料で埋め尽くされたアトリエで、舞台美術や役者絵の構想を練る。
<制作準備>俳優の早乙女太一君とは2012年からの付き合いだが10年以上、関わるとは思いもしなかった。天性の才能を持つ彼に応えられるように全力を尽くす。面相筆を使用して役者絵を描いていく。
<制作開始>東洲斎写楽をそのままトレースするのではなく、それぞれモデルのイメージを取り入れながら輪郭を描いていく。事前に役者の名前を検索して、写真や動画をひたすら観察していた。
早乙女太一、早乙女友貴、富岡晃一郎、久保田創、安田桃太郎、小川智之、岩崎祐地、熊倉功、南誉士広、藤原儀輝、関根アヤノ、高島麻奈、小林礼佳、沙世香、Yui Watanabe、Mai Watanabe、Peco、鈴花奈々、葵陽之介…敬称略。この後、デジタル加工を施していくための下絵が完成した。
全員で19名の役者を描くので誰をどのベースで描くか入念に検証する。一人、ひとり、独り、描き続ける。
主演や助演など様々な配役はあるが、全員の力で織り成す舞台に、画家として少しでも華を添えられたらと。演者全員を描くことにしたが、思ったより大変な作業になってしまった。
一人、ひとり、独り、描き続ける。だいぶ進んだ。集中する。下絵の制作だけで二日間ほど経過している。ようやく全員の下絵が完成した。
<スキャンしてデジタルデータを構成していく>以前、オリジナルで制作したテキスタイルデザインをセレクトする。ボーダーや花柄など120パターンの中から役者絵に使えそうなものを探している。打ち合わせ初期のメモを片手に構想する。現代的でサイケデリックなニュアンスを取り入れることにした。Adobe Photoshopは20年ほど使っている。
舞台で使用される映像に素材を提供する際や壁画制作などのラフ提案、資料作りなどで大活躍しているツール。アナログによる手描きとデジタルでの構築で”過去と現在を繋ぎ、未来へと託す”。これより舞台美術の打ち合わせへ向かう。
<都内某所へ>アトリエに籠ったままなので電車の窓から臨む晴天の美しさを知る。仕事に集中していると食事を取らなくなるので移動の合間に食べることが多い。打ち合わせ開始10分前。どこで食べよう?落ち着いた場所が見つからず、打ち合わせ場所の前まで来てしまった。あと6分。急いで食おう。
<打ち合わせへ>会議中。舞台に使用する建具の印刷データサイズの確認や看板、背景幕の実寸、納期スケジュールなど、様々な工程についての流れを確認する。様々な状況から40メートルほど、手描きの背景幕を追加で制作することとなった。40メートルを手で描く…。打ち合わせが終わると、空はすっかり暗くなっていた。今晩は徹夜して役者絵を完成させなくてはならない。
<深夜 アトリエ>役者19名を完成させ最終チェックに入る。最終チェック項目「名前、造形、彩色、図柄、アウトライン」など、何より”描きたい作品になっているか”を細かく観ていく。納得がいかないものは再び図柄や色彩の調整をして、再び最終チェックを行う。今回の舞台では公演期間中にゲスト出演した方々の役者絵も急遽制作することになった。
須賀健太、川原正嗣、橘大五郎(橘菊太郎劇団)、喜矢武豊(ゴールデンボンバー)、柄本時生…敬称略
もし現代に葛飾北斎や東洲斎写楽が生きていたら、デジタルツールをどう使っただろう?総勢24名、現代に生きる個性豊かな役者たち、そして”劇団朱雀”を観たのなら一体、何を想うのだろう?絵や音楽、小説や脚本、映画やドラマは”芸術は時空を超える”。今日、描く作品が1秒先には過去となり、1秒先へと在り続ける限りの未来へと向かう。未来へと向かい続ける。
“過去と現在を繋ぎ、未来へと託すために”
劇団朱雀二十四役者絵図が完成した。
次は舞台背景幕の制作に入る。
劇団朱雀 OFFICIAL WEB SITE
https://www.gekidan-sujaku.com
ーABOUTー
Vlog
RECORDING of ART
Daily life of painter living in Tokyo Japan
Artist KASHIHARA SHINPEI
ある画家の日常=記録<アーカイブ>として。
自分が観てきた景色や日々に想う事など、今在る日常を記録していけたらと思います。
ーPROFILEー
KASHIHARA SHINPEI Artist – 画家/美術家 柏原晋平
高校卒業後、絵画、水墨画を独学で習得し、2002年頃より本格的に作家活動を開始。画家・美術家として数々の仕事を手掛け、水墨画を軸にアクリルインク、ペンキ等を使った絵画作品の制作から映像コンテンツへの作画提供、美術美術、映画衣装制作に至るまで、その表現媒体は多岐にわたる。西洋と東洋の画材や技法、感覚を混在させた独創的なタッチで異彩を放つその作品は各方面で高い評価を受ける。
代表作として京都・本能寺 塔頭 龍雲院への襖絵奉納をはじめ、中村獅童×初音ミクの共演でも話題となった超歌舞伎「今昔饗宴千本桜」、早乙女太一「剣舞・影絵」、堂本剛ソロプロジェクト「ENDRECHERI-NARALIEN」MVなどがあり、様々な著名人への作画提供や企業とのコラボレーションなど多岐にわたり制作している。
また、近年ではMV映像分野や舞台美術等の制作活動も精力的に行なっており、松田美由紀「Prologue」MVや西島数博「AFTERGLOW IN THE AIR – 空中の残光」MVの映像監督、LIVE-ENTERTAINMENT EXPO 2020「AVC STAGE」演出など手掛けている。
KASHIHARA SHINPEI OFFICIAL WEBSITE
https://www.kashiharashinpei.com
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Direction by RON TOPAZ
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