知床沖観光船事故で桂田社長逮捕 乗客家族「どれだけ責任の重いことを犯したのか…潔く認めてもらいたい」

知床沖観光船事故で桂田社長逮捕 乗客家族「どれだけ責任の重いことを犯したのか…潔く認めてもらいたい」



乗客乗員26人が死亡・行方不明となった未曽有の事故。18日、運航会社社長の「逮捕」という急展開を迎えました。

一管本部・藤田望警備救難部長)
「慎重かつ厳正に捜査を行ってきたが、本日午前9時37分カズワンの運航会社・取締役である被疑者桂田精一を業務上過失往来危険・業務上過失致死の容疑で通常逮捕しました」。

おととし4月23日、知床沖で発生した小型観光船「KAZUI」の沈没事故。乗客乗員20人の死亡が確認された一方で6人の乗客の行方がいまもわかっていません。
海上保安庁は18日午前9時37分、桂田容疑者を業務上過失致死・業務上過失往来危険という2つの容疑で逮捕しました。運航管理者などとして船および乗員乗客の安全を確保すべき義務を怠った結果、船を沈没させるなどした疑いです。

あの日、なぜ出航したのか。事故4日後の会見で桂田容疑者はこう説明していました。

桂田精一容疑者)
「ウトロでは風と波も強くなかったので、海が荒れるようであれば引き返す条件付き運航であることを豊田船長と打ち合わせ、当時の出航を決定しました」。

しかし当時、斜里町には強風・波浪注意報が発表されていました。こうした中での出航を誰が判断したのかについてはー

桂田精一容疑者)
「社長にとっては行けるかいけないかの判断は豊田船長に任せていた?基本的に船の、どの会社も最終的には船長判断です」。

国の運輸安全委員会は桂田容疑者について船に関する知識がないにも関わらず「KAZUI」の運航管理者と安全統括管理者に就いていたと指摘しています。

桂田精一容疑者)
「(Q先ほどから船長に押し付けているんじゃないか?)責任を押し付けているということではなくて頼りすぎていたということ」。

沈没に至る過程について運輸安全委員会は船前方のハッチのふたがしっかりと閉まらず、海水が入り込んだことが原因と指摘しています。関係者によりますと海上保安庁は専門家を同席させ事故を再現した実験をするなどの捜査を積み重ねていたといいます。

一管本部・藤田望警備救難部長)
「本件はカズワン単独での航行中に発生しており、沈没機序を明らかにする過程が困難を極め難しい捜査となりました」。

事故からおよそ2年5カ月がたったタイミングで大きく動き出した捜査。逮捕に至った理由について一管本部は、「証拠隠滅の可能性が排除できないため」と説明しました。

これまで乗客家族に対し決して誠実とは言えない対応をとってきた桂田社長。逮捕について乗客家族の受け止めは。

いまも行方不明の乗客の家族)
「びっくりしました。ついに逮捕に至ったかと、実際こういうようなことを起こしてしまったことは事実ですから、責任をとっていただくような捜査をどんどん進めていただきたいです」。

死亡した乗客の家族)
「仏壇に報告できて、息子もちょっとほっとしてるんじゃないかなと思います。どれだけ責任の重いことを犯したのかというのを潔く認めてもらいたいと思いますし、こちらの希望としてはできるだけ重罪になることを望んでいます」。

急転直下の逮捕。海難事故にくわしい弁護士は背景をこう分析します。

海難事故に詳しい荒木樹弁護士)
「最終処分としておそらく公判請求、裁判になる可能性が高く、その場合さらに被疑者に対して実刑も含めて厳しい刑罰が予想される、それが大きな理由。2年半の時間を要したのはおそらく鑑定に時間がかかったのではないかと考えている。本件は肝心の船長から事情聴取ができませんので、事故原因の解明が非常に難しく、鑑定の実施に時間を要したのではないかと十分考えられます」。

一管本部は「捜査に支障がある」として桂田容疑者の認否を明らかにしていません。

▼HTB北海道ニュース 公式サイト
https://www.htb.co.jp/news/

▼情報・映像提供はこちらから「イチオシ!!動画ポスト」
https://www.htb.co.jp/news/info.html

▼HTB北海道ニュースのSNS
Twitter https://twitter.com/HTB_news
Facebook https://www.facebook.com/htbnews/
TikTok https://www.tiktok.com/@htb_hokkaidonews
#HTB北海道ニュース #北海道 #ニュース

View Comments (49)
  1. 貴方の命に関係する動画なので 絶対にご覧下さい
     大切な人に お伝え下さい

    youtube動画 タイトル『 総裁選 愛知県… 』
    2024/9/16アップ(19分)

  2. 事故を未然にする為の無線設備や、船長等従業員との日頃からのミーティングなどを怠った責任は相当重い。懲役10年くらいは行って来い

  3. そもそもどうして船の知識がない人間が運行管理者や安全統括管理者に任命出来たのでしょうか?適当な書類作るだけで簡単にパス出来るような仕組みになっていのたでしょうか?もしそうなら任命を受理(承認?)した側もチェック体制が甘くはないですかね?

  4. この人のデリカシーのなさや民度の低さに尽きる マスコミ対応にしても会見の態度にしても遺族感情を逆撫ですることばかり 出自や云々は知らんが被害規模からしても厳しい求刑を望む

  5. 船の航行責任の管理者権限を担った,、二代目社長、船の航行、乗客の安全を握る省庁の審査が形式確認のみの抜け穴だったのでは。

  6. 国交省も運行に関しての審査が甘かったと思いますよ。携帯電話のエリアか否か、運行側の届出を鵜呑みにしていた事実はおもいですよ

  7. 遅すぎる逮捕  当時「出航の判断は船長が…」と責任転嫁とも取れる発言をした人。会社の『長』はこの人なのに、とニュースを見て思ったものだ。

  8. トップが無能、無知なのがやばい。そんなの乗客は知らない。
    知識も無いのに安全運行管理者にするのもおかしい。
    そして、被害者遺族に対して、全国民対して、何の責任者説明会も果たしていない。
    これで裁判で軽い量刑で終わるのか、重い量刑で終るか日本の司法が問われると思う。

  9. 知床の観光遊覧船はこの事故をきっかけに同業者も廃業を余儀なくされてしまった
    影響が甚大で非常に罪深い桂田容疑者
    桂田容疑者に経営を指南していたのは経営コンサルティング会社「武蔵野」

    このコンサルティング会社は、あのビッグモーターにも関与していており、不正を生みやすい経営指導をしていたのではないかと懸念される

  10. この人の逮捕で溜飲を下げていては、第2第3の悲劇が繰り返されると思う。
    この悲劇に至る経営を生んだ大元、株式会社武蔵野には何の咎めもなく、今も堂々とコンサルタント活動を続けているからです。
    桂田氏のように確たる指針を持てず苦悩する全国各地の経営者が武蔵野に助けを求めれば、道義も人命も軽視する指南が繰り返されるでしょう。

  11. まぁ、刑罰は被害量ではなく悪質性によって上限が決めないと仕事の種類によっては同じミスをしただけで罰の重さが天と地ほどの差になってしまうので被害に対して量刑が低いのはしょうがない。

    その代わり、民事は被害人数が多いほど無限に膨れ上がるからそっちで罰が下る。

    この事故の場合は「重大な過失により人の生命を害している」ので破産しても免責されることは無いため一生のしかかる。

  12. 個人的には「この事件は会社の経営がロクに出来ない人間が経営をやるから会社が不安定になり、その結果船長に無茶な航行をさせ、事故につながった」と見ている。

    これは別にこの事件に限った話ではない。どの業界でも形を変えて起こりうる話だ。

    しかしながら、観光業界は大体7~10年に一度くらい大事故(バス事故が多い)を起こしており、油断がならない業界で、なおかつ「会社が立ち上げやすく、ブラック企業が増えがち」な業界で、特に企業の遵法精神に目を光らせておく必要がある業界だと思う。

    今は外国人観光客で賑わってはいるが、その反面、従業員の労働時間等々の扱いには慎重になるべきだとも思うね。

  13. 後、他のコメでも指摘されているが、経営コンサルの武蔵野も無視できない。この事件の知床遊覧船もコンサルしているし、最近世間を騒がせたビックモーターにも関与している上、やり方も酷いとなると、無関係とはいかないと思う。

  14. たかがこんな事件で認否を明らかに出来ない一管本部は終わっとるな
    共犯者も居ないのに何を考えてるんだ

  15. この人の経営のせいで、何の罪もない方々が亡くなった。
    重罪にしてほしい気持ちです。おそらく遺族も同じだと思います。

  16. やっぱり罪人は呼び捨てが一番。「容疑者」とかやめて呼び捨てに戻しましょう。連行時に後ろ手に縄で縛ればなおよい。もちろん「御用」の提灯を掲げ「その方を召し取る。神妙にせい」という流れで。

  17. やっと逮捕ですかぁ😢。未だ行方不明の人がおられますが、早く見つかりますことを願っています😢。

  18. 本当に責任を感じているのなら、償いをするべきだと思う😢
    26人分の命が失われた事を、どうやれば償えると思いますか❔

  19. 当たり前だと思うけど。。どんな会社も同じ。。そうやって話すことが心境に出てるな、他人行儀。だが思った社長業は他も同じそう言ってもるようにも。。

コメントを残す