日本・中国・韓国による合作映画『ゴースト・オブ・ウエノ』が、8月8日から全国公開される。主演を務めるのは門脇麦と竹中直人。あわせて、メインビジュアル、予告編、場面写真9点が一挙解禁された。
本作は、東京・上野公園を舞台に、“失踪”というテーマを通して、人と人とのつながりを描くヒューマンミステリー。監督は、幼少期を日本で過ごし、イギリスで映像を学んだワン・チイ。共同脚本には、『スモーク』などで知られるウェイン・ワン監督が名を連ねている。
物語は、上野公園で“ゴージョー”と呼ばれていた身元不明のホームレス男性が亡くなったことから始まる。生活困窮者を支援するNPOで働くサツキ(門脇)は、青テントに残されていた一冊の日記を発見。妻を亡くし、自身も公園で暮らすホームレスのトシ(竹中)とともに、“ゴージョー”の正体を探し始める。
トシが知っている情報は、「バナナジュースが好きだった」ということだけ。日記を手がかりに足取りを追う中で、「フランスの貴婦人に会いに行くと言っていた」「昔は川の近くに住んでいた」「娘がいたらしい」といった断片的な証言が集まり、“ゴージョー”という人物像が少しずつ浮かび上がっていく。
やがてサツキは、自身が幼い頃に家を出ていった父親の記憶と向き合うことになる。「何でお父さんが家出したのかはわからないし、考えても考えても謎は深まるばかりですね」と語る彼女。もしかすると、“ゴージョー”は自分の父親なのではないか――。ひとりの失踪者を追う旅は、サツキ自身の過去へもつながっていく。
解禁されたメインビジュアルには、線路沿いを歩くサツキとトシの姿が収められている。予告編では、上野の街を巡りながら“ゴージョー”の痕跡を追う2人の姿が映し出され、生と死、記憶と喪失が静かに交差する物語の一端が切り取られている。
本作の舞台となる上野公園は、美術館、博物館、動物園などが点在し、国内外から常に多くの人が集まる観光地だが、かつてはホームレスの人々によるテント村が存在した場所。年間8万人以上が行方不明になる“失踪大国”日本を背景に、都市開発の影で社会から見えなくなっていく人々へ視線を向ける。
門脇は、日台合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』(24)に台湾人の役で出演するなど、アジアの映画界に活動の場を広げる中、本作では失踪者に“残された側”の孤独と向き合う女性・サツキを熱演。竹中は、亡き妻の生まれ変わりを信じるホームレス・トシを、どこか幻想的でチャーミングな存在感で演じている。
日本、中国、韓国に加え、アメリカなど多国籍なスタッフ・キャストが参加した本作。国境を越えたコラボレーションによって、“失踪”という普遍的なテーマに迫る作品となっている。
門脇麦
村松和輝 一本気伸吾 比佐仁 前原実 平野貴大 佐々木史帆 輝有子
愛い姫 フェルナンデス直行 楊心彦 池﨑凛歩 原田文明
竹中直人
監督:ワン・チイ
脚本:リ・ヤン ワン・チイ ウェイン・ワン 音楽:松本淳一
製作:星野晃志 キム・ギョンフン 丸山えり 陳麗麗 プロデューサー:平田樹彦 古賀奏一郎 黄悦
アソシエイトプロデューサー:段煉 張昱程 ラインプロデューサー:郭雨蕙
撮影監督:肖秋雨 照明:Alejandro Montero 録音:吉方淳二 編集:瞿尤嘉 単思琪 音響効果:渋谷圭介
美術:畠智哉 スタイリスト:岡本華菜子 ヘアメイク:小坂美由紀 キャスティング:林茉結子
助監督:近藤有希 制作担当:半田雅也 スチール:伊藤華織 宣伝プロデューサー:小口心平
配給:NAKACHIKA 制作プロダクション:SS工房
(C) 2026「ゴースト・オブ・ウエノ」製作委員会
公式サイト: ghostofueno.com
公式X: @ghostofueno