「孤独のグルメ」「神々の山嶺」などの漫画家、谷口ジローの名作を映画化『遥かな町へ』予告編【2026年10月9日公開】

「孤独のグルメ」「神々の山嶺」などの漫画家、谷口ジローの名作を映画化『遥かな町へ』予告編【2026年10月9日公開】



1963年──14歳の“あの日”が甦る
中年男が中学時代へタイムスリップ…人生の選択を見つめ直す“大人の青春物語”

 48歳の建築デザイナーの中原博史は、仕事の出張帰りにふと故郷・鳥取の倉吉を訪れる。墓参りを済ませた帰路、なぜか彼は1963年の町へと迷い込み、“14歳の自分の身体”に戻ってしまう。だが意識は48歳のまま。彼は思春期の少年として、再び家族と向き合うことになる。そこには若き日の母、妹、祖母、そして、やがて突然家を出て失踪する父の姿があった――。

 映画『遥かな町へ』は、人生の折り返し地点を迎えた一人の男が、中学生時代にタイムスリップし、友人や初恋の人との再会、そして家族との時間を通して、自らの人生の選択を見つめ直す大人の青春物語。

 原作は、鳥取県出身の漫画家・谷口ジローが1998年に発表した漫画「遥かな町へ」。「孤独のグルメ」(作・久住昌之)や「神々の山嶺」(作・夢枕獏)などで知られる谷口が、自身のオリジナルストーリーによって描き上げ、フランスのアングレーム国際漫画祭をはじめ、イタリア、ドイツなど数々の漫画賞を受賞。2010年には、ルクセンブルク、フランス、ドイツの合作で映画化もされた世界的名作が、このたび日本人の監督とキャストにより新たに実写映画化された。

 主人公・博史を演じるのは、韓国で俳優のキャリアを築き、“逆輸入”のルートを経て日本で活動する大谷亮平。“ミッドライフ・クライシス(中年の危機)”を迎えた中年男性を体現した。1963年に生きる14歳の博史役に及川桃利、博史の初恋相手・長瀬智子役に磯谷萌々子。ともにオーディションで抜擢された2010年生まれの若手2人が、瑞々しい存在感を放つ。さらに、博史の両親役に、実力派俳優の滝藤賢一、戸田菜穂が名を連ね、作品に深みを与えている。

 脚本と監督は、『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』、『たたら侍』、『高津川』など、地域に根ざした物語を通して、そこに住む人々の心の交流を描き続けてきた錦織良成。何気ない日常をとらえる描写力と柔らかな映像センスを発揮している。

 撮影は、昭和30年代の町並みが今も残る倉吉市でロケを敢行。三池崇史監督や香港のイー・トンシン監督とのタッグで知られる撮影の北信康が、懐かしい味わいと慕情にあふれる光景をカメラに収めた。日本の片隅の小さな町から世界へ、誰もが心の奥で求めている「ふるさと」のような原風景に織り込まれた人間ドラマは、世代や国を超えて誰の心にも眠る普遍的なノスタルジーに訴えかける。

 今回解禁された予告では、主人公・博史が昭和38年の自身の故郷・鳥取県倉吉にタイムスリップし、14歳の姿になってしまう場面から始まる。そこには洋裁店を営む父の姿があり、懐かしい日常が広がっていた。家族との団欒、友人やクラスのマドンナとの再会を果たす一方で、過去の出来事が少しずつ書き換えられていく。そんな中、父が失踪する日が間もなく迫っていることに気付いた博史は、「今の私なら、父を止めることができるかもしれない」と考え、当時の父や母と向き合うことを決意する。両親はどんな想いを秘めていたのか。人生における<幸せ>とは何かを問いかける余韻とともに、物語の行方に期待が高まる映像となっている。

大谷亮平 及川桃利 磯谷萌々子 戸田菜穂 滝藤賢一
脚本・監督:錦織良成
原作:谷口ジロー
音楽:瀬川英史 エグゼクティブプロデューサー:山本敬 企画プロデュース:結城豊(ANOSA) プロデューサー:安川唯史
制作:goen 製作:BARCOS 配給・宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト 配給協力:渋谷プロダクション
2026年/日本/カラー/シネマスコープ/126分/PG-12
©︎2026 映画「遥かな町へ」BARCOS
https://harukanamachie.jp/ X/Instagram:@harukanamachie

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