【渡哲也】「主役は渡哲也。そう決まっていた」病で手放した仁義なき戦いと、菅原文太に40年言えなかった本音

【渡哲也】「主役は渡哲也。そう決まっていた」病で手放した仁義なき戦いと、菅原文太に40年言えなかった本音



「主役は、渡哲也。そう決まっていた」――日本映画の歴史を変えた『仁義なき戦い』の広能昌三は、最初、渡哲也のもとに来た役でした。広島弁の書き込みで埋まった台本、撮影目前の喀血、降板を伝えたあの夜の受話器の重さ。役は菅原文太のものになり、映画は伝説になり、渡は病院の白い天井を見ていた――。これは、晩年の渡哲也が一人語りで、あの冬の顛末と、文太さんにとうとう言えなかったたった一言を、静かに打ち明けていく物語です。

観る勇気がなくて封切り館の前を避けた日々、病み上がりの体に届いた『くちなしの花』という命綱、そして装甲車の上に自分の戦場を作り直した『西部警察』。三十年経ってようやく観た広能昌三に「参った」とつぶやいた深夜の居間と、映画の看板を下ろして山の畑に帰っていった文太さんの晩年。手放した役と、手放したから握れたもの――男の帳簿の不思議な帳尻に、どうか立ち会ってください。

あの時代を映画館で過ごした方、「もう一つの人生」を胸の奥に抱えて歩いてきたすべての方へ。最後まで、どうかゆっくりとお付き合いください。

▼ チャプター
0:00 『仁義なき戦い』主役降板の真相
2:12 衝撃の台本と武者震い
3:49 忍び寄る病魔
5:34 無念の降板、そして菅原文太
7:03 伝説となった映画と悔しさ
8:50 観られなかった映画
10:04 『くちなしの花』と再起
13:16 桃次郎と運命の帳尻
14:22 言えなかった本音
15:24 三十年後の鑑賞と誇り
18:09 文太さんの死と最後の告白
21:55 手放すことの教訓

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📖 流れゆくままに(渡 哲也/著)
渡哲也さん本人が綴った自伝。病と降板の歳月が、当人の言葉で残されています。

📖 石原プロモーション公式社史(写真900点)
広能昌三を手放した男が、大門圭介と出会うまでの歩みを900枚の写真で辿る保存版です。

📖 渡哲也俺(柏木 純一/著)
毎日新聞連載をもとにした評伝。病に泣かされ続けた俳優人生の素顔に迫ります。
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View Comments (1)
  1. 岡田茂氏の誘いに応じて東映に移籍していたら、この2人は二枚看板として頻繁に共演したのでしょうね
    それにしても広能役の菅原文太、勝海舟役の松方弘樹、『人間の証明』棟居刑事役の松田優作、と後に続いた人にもブレイクをもたらすという稀有な福の神でしたね渡哲也という人は

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