昭和日本映画の中でも、特に重い余韻を残す作品があります。
1965年に公開された映画『飢餓海峡』です。
原作は作家の 水上勉。
戦後の混乱の中で起きた強盗殺人事件を軸に、十年の歳月を超えて人間の罪と運命を描いたこの作品は、日本映画史の中でも特異な存在として語られてきました。
監督は 内田吐夢。
時代劇から任侠映画まで幅広いジャンルを手掛けたこの名匠が、戦後社会の影を真正面から見つめた作品でもあります。
出演は、犬飼多吉/樽見京一郎を演じた 三國連太郎。
そして、男を忘れられない女・杉戸八重を演じた 左幸子。
さらに、事件を追い続ける刑事を演じた 伴淳三郎 など、名優たちが重厚な人間ドラマを築き上げました。
この動画では、『飢餓海峡』がなぜ日本映画史の中で傑作と語られてきたのかを、作品の構造、時代背景、そして映像表現の観点から掘り下げていきます。
なお、この動画では作品の内容に触れながら解説しています。
未見の方はその点をご承知のうえでご覧ください。
昭和映画が残した、重い問い。
その意味を改めて考えてみたいと思います。
<チャプター表>
00:00 オープニング
00:39 プロローグ
01:49 第1章 戦後という“土壌” 〜事件が生まれる場所
04:14 第2章 名前を捨てるということ 〜犬飼/樽見という存在
06:41 第3章 杉戸八重 〜愛ではなく、記憶としての存在
08:59 第4章 捜査の時間、人生の時間 〜刑事たちが見たもの
11:26 第5章 映像が思想を語る 〜W106方式と“ざらついた現実”
13:51 第6章 「カット事件」 〜映画の時間は誰のものか
16:10 第7章 赦しでも断罪でもない結末 〜『飢餓海峡』が残す問い
18:11 エピローグ 〜昭和という時代の影を映した映画
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『飢餓海峡』は、日本映画史の中でも特に重い余韻を残す作品だと思います。
皆さんはこの映画をどのようにご覧になりましたか?
印象に残った場面や、ご感想をぜひコメントで教えてください。
▼関連動画
昭和社会派サスペンスとは何だったのか 〜日本映画が社会を告発した時代
https://youtu.be/8iCtbM-XLcY
十年で何があったか分かりませんが、冒頭の感じでは大男総身に知恵は回りかねで、一代で財を成すようには見えなかった三國の樽見京一郎
かなり重い名作とは珍しいのですが、観るのにエネルギーがいる映画ですね。久々に観ようかと本棚にあるDVDを手に取るとシーンが思い出され、少し考えた後またにしようとなる事しばしばです。
学生時代に予備知識無くレンタルした時は、長さを全く感じなかった。あれを短縮したのなら、どこを切ったか確認したいものです。
余談、この映画の海外タイトルは「過去からの逃亡者」。間違ってはいませんが、そこではないのだ。しかし直訳すると「Straits(海峡) of hunger(飢え)」となり、どんなサバイバル物かとわけわからなくなるw。やはり飢餓海峡でしょう。
だいぶ以前にNHKで放送された183分物を録画して何度も観ていまだに保存して時折観ています。何度も観たくなる名作です。この動画の解釈は素晴らしいと思います。私は1950年生まれですからまだ中学生の頃の作品ですね。私は体験していない少し前の時代には幼い頃の時代のそのまた以前のルーツがえがかれている映画にはとてもひきつけられます。
飢餓海峡、砂の器、鬼畜、昭和の名作映画は今のクソ映画みたく柔じゃなくて見応えがある👍
左幸子さんが演じた娼婦の気持ちは如何なるものだったのか?どの様な思いで⭕️されたのか、それを考えたらやりきれなくなります。😭
三国が左幸子と再会した時に、三国が左幸子を殺す必然性はあったかな?
骨太の映画解説見つけたのでチャンネル登録しようとしましたが、すでにはしていました、しばらくアクセスしないとお勧めに表示されなくなり、記憶から消されますね
空母いぶき(2019年)という映画に総理大臣役で出演した佐藤浩市の役名が「垂水慶一郎」だった。
袴田事件に似てるわ・・
この時期の日本映画、良いのが有りますね
中でも内田吐夢「飢餓海峡」・小林正樹「切腹」・「人間の条件」は、マイベスト3
「飢餓海峡」は映画ももちろん良かったですが、原作はそれを上回ります
長いですがだれることなく読めます、是非御一読を
45年以上前に名画座ではじめて観ました。以前銀座にあった並木座でした。
冒頭から粒子の荒れた衝撃的な放火による火災シーンで始まり、物語の中に引き込まれたのを覚えています。伴淳三郎、三國連太郎、左幸子、高倉健ら俳優陣の素晴らしい演技と、内田吐夢監督の演出に3時間という長編を感じさせない傑作でした。その後、数回は観ています。
今度、改めてDVDで観直してみたいと思います。ご解説ありがとうございました。
内田吐夢監督の重厚な演出は、むろん成功の重要要因ではあるが、この作品が傑作となった最大要因は、三國連太郎・左幸子・伴淳三郎の凄まじいほどの名演技だと思う。
特に、喜劇映画のおちゃらけ演技しか見たことがなかった伴淳の鬼気迫る名演ぶりには、眼を見張るものがあった。
内田吐夢が、伴淳のシリアスな演技力の潜在能力をどうやって見出したのか不思議なくらい。
それほど、同作での彼の演技は素晴らしかった。
三國連太郎、左幸子、伴淳三郎、そして高倉健、見事な役作りを見せてくれました。
日本版罪と罰ですね
その後のゼロの焦点、砂の器や人間の証明なども、
消せない過去からの因果が巡るタイプの ストーリー
冨田勲の音楽がいいです。音楽がお経のように聞こえる冒頭のシーンは忘れがたいです。
NHKで見ました。伴順三郎の演技が素晴らしかつたです。ラストのシーンが凄いです。海に飛び込みー伴順三郎わ、お念仏お唱えます。左幸子さんの健気な態度が印象に残っている。2つの名前で生きる男の苦悩。水上勉先生の最高作品でございます。取り上げて頂き、感謝申し上げます。
左翼の映画だけど、映画自体は面白かったね。🧌😾
じゃがいも炊き込み弁当(ry
原作も良かったし、映画も良かった。推理小説仕立てだけれど、ある時代の中で生きる境遇と人を信じ、愛し、疑い、恐れ、もがく。
左幸子と伴淳が良かった。二人の繊細で情感溢れる演技は堪らない。藤真利子版テレビも良かったけど左幸子は記憶に残る名演技だった。水上勉原作はいずれも秀逸だと思う。三國は言わずもがな。私の生涯ベスト10には入ります。
改めて、また、見直そうと思いました。ありがとう。
左 幸子は,ただ 懐かしくて,三國連太郎に会いに行ったんですよね。 彼女の,邪気のない笑顔が,悲しかった … 🇯🇵
仲代達矢が刑事、萩原健一が犯人、若村麻由美が娼婦を演じたテレビ版も良かった。どっかで観れないかな。
1977年にフジテレビで毎週土曜日に放送していた藤真利子さん主演の連続ドラマ「飢餓海峡」が個人的には非常に面白かったという印象をもっています。藤真利子さんが映画では左幸子さんが演じていた役を熱演してくれました♥
最後の船のシーンでは当時子どもの私でもあ、これは飛び込むな!刑事さん気をつけて!と思ったくらいなのに、、、
冒頭の部分で、
三国連太郎さんが農家の軒先から干しとうもろこしを盗って囓る場面が記憶に残っています。
過去の犯罪を清算するつもりで慈善事業に勤しんでいても人は因果応報の法則からは逃げられない。それを立証するかの様な老刑事役の伴淳の鋭い眼差しが怖かった。
三国連太郎、
伴淳三郎、左幸子等の圧倒的な縁起力に言葉を失います。
高倉健の拙い演技力が際立ち残念です。