【独自】知床沖・観光船事故 沈没後の船内の様子初めて明らかに 映像を見た家族は…

【独自】知床沖・観光船事故 沈没後の船内の様子初めて明らかに 映像を見た家族は…



乗客乗員20人が死亡、6人が行方不明となった知床沖の観光船沈没事故。
その船内をとらえた映像がHTBの開示請求により初めて明らかになりました。
記録された船内の様子からは沈没に至る過程が浮かび上がってきました。

2022年5月。
事故発生の10日後、カズワンの船内に捜索のため、初めて入った道警の水中カメラ。
そこに何が記録されていたのか―。

HTBの開示請求によりその映像が初めて公開されました。

水深およそ116m、海水温はわずか2度。
映像は、魚の群れが行き交うほの暗い海の底から始まります。

群れをかいくぐると、白く塗装された船体が。
その先のドアは開いていて、ここからカメラは船内へと入っていきます。
客室に並べられた椅子。

大きく傾いたものや座面が外れているものもあり、沈没の衝撃の大きさがうかがえます。
カメラは客席の周辺を重点的に捜索します。

するとそこには、黒いリュックサックが。
のちに、乗客の遺留品であることが確認されました。

船内の備品に行く手を阻まれながらもカメラは前方へ。
カメラにはケーブルが付いていて道警の船の上からリモコンで操縦します。

カメラが捉えたのは客室の先頭部分の窓です。
3枚の窓のうち、真ん中のものはガラスが外れてしまっています。

この窓ガラスの手前には甲板と船底をつなぐハッチがありました。
国の運輸安全委員会の調査ではハッチのふたが外れて窓を直撃しガラスが割れ海水が船内に流れ込んだことが沈没の一因とされています。

カメラは、操舵室へ。
そして、船体の周辺もくまなく探しましたが、行方不明者の発見には至りませんでした。
再生開始からおよそ50分後、カメラが何かにひっかかり動かなくなったところで映像は止まります。

この映像は事故のおよそ2カ月後、一部の乗客家族にのみ公開されていました。

息子(当時7)が行方不明十勝地方の男性「結構はっきり映っていますね」。

十勝地方に住む男性は今回、初めて映像を確認しました。
当時7歳の息子とその母親はいまも行方がわかっていません。
2人を探す手掛かりは映像にありませんでしたが、船内での様子をこんな風に想像します。

息子(当時7)が行方不明十勝地方の男性「うちの息子は乗り物とか傾いたりするのが苦手だったんですね。怖かったろうな、きっと泣いて叫んでいただろうなって…」。

大切な家族が味わった恐怖。

映像を見て込み上げてきたのは「怒り」でした。

息子(当時7)が行方不明十勝地方の男性「この映像を見ているとすごくつらいし苦しい思いなんですけど、それと同時に桂田精一社長に対する憎しみがやっぱり湧いてきますね。
いまだに被害者家族にきちんとした謝罪はないですからね」。

水中カメラがとらえた黒いリュックサック。
持ち主は乗客の一人、小柳宝大さんと判明しました。
事故のおよそ1カ月後、中に入っていた持ち物と共に家族の元に戻ってきました。

小柳宝大さんの父親「これ、ダウンジャケット着ていなかったんですね。このニットの帽子も。これなんかいろんな仕事のことが載っていますね。もう仕事が好きでですね…」

仕事で駐在していたカンボジアから一時帰国中に事故に巻き込まれた当時34歳の小柳さん。

その行方は今もわからず、リュックサックとその中に残されたものが家族にとっては唯一の遺留品です。

父親はリュックサックが船内に残る様子を今回初めて、確認できました。

小柳宝大さんの父親「改めて最後に置いていったリュックサックが見つかってうれしい気持ちもあるし何か悲しい気持ちもありますね」。

優しく、細かな気配りも忘れなかったという小柳さん。
父親は、船内に残されたリュックサックから普段と違う様子を感じたといいます。

小柳宝大さんの父親「リュックサックのチャックも、チャックを閉めた後に留める金具もどっちも開いていて『ああ、慌てて置いて行ったのかな』と思いました。じっくり見れば見るだけその光景を思い浮かべてみて何か悲しい気持ちになりますね」。

KAZUⅠの構造を知る元甲板員の男性にも映像を確認してもらいました。
注目したのは開いていた窓です。

元甲板員の男性「横の窓が開いているね。ここの窓、操舵室の」。

船の2階部分にある操舵室。
まだ冷え込みが厳しい4月の知床では窓を開けることはないといいます。

元甲板員の男性「ここから船長は脱出したのかもしれないね。寒くてここを開けていないと思うから。エンジンが止まった時点であきらめてどこかから出たと思う」。

映像から浮かび上がる、沈没に至る過程。

専門家はそのときの衝撃の大きさが伺えると分析します。

水難学会・安倍淳理事「沈没するときに、中に海水がドンと一気に流れ込んで渦になって椅子がその場になく、浮くものはその場になく、重いバックなんかは席の下にそのままあるというそういう状態だったのかなと思います」。

HTBは事故直後に開示請求をしたものの当初、道警は非開示を決定しました。
HTBの不服申し立てを受けて道の審査会が検討したところ決定は取り消され、映像が開示されました。
その意義について安倍さんは乗客家族にとっても大きいと強調します。

水難学会・安倍淳理事「海で親族を流されたご遺族の方にとっては『最期がどうだったのかな』ということを知りたいというのが万人の思いです。ここに家族がいたんだな、この座席に座っていたかもしれないなという情報を得るということは、一つの権利ではないかなと思う。風化しつつある海難事故について「こんな風なことになるんだよね」ということを(公開することで)情報発信していただけるとありがたいなと思います」。

今回開示された映像について道警は、希望する家族に対してDVDで共有するということです。

▼HTB北海道ニュース 公式サイト
https://www.htb.co.jp/news/

▼情報・映像提供はこちらから「イチオシ!!動画ポスト」
https://www.htb.co.jp/news/info.html

▼HTB北海道ニュースのSNS
Twitter https://twitter.com/HTB_news
Facebook https://www.facebook.com/htbnews/
TikTok https://www.tiktok.com/@htb_hokkaidonews
#知床 #知床遊覧船 #沈没事故 #カズワン #水中カメラ #HTB北海道ニュース #北海道 #ニュース

View Comments (29)
  1. 当時事故のニュース聞いた時点で時期的に生存は絶望的だろうなと思ったわ
    例え船から逃げたとしても低体温症ですぐに意識を失って溺死するだろうしな

  2. 息子さんを失って
    精神的にダメになって
    生活保護受給者になってしまったとニュースでおっしゃってました。
     
     離婚して奥さんは他人になったけど、息子さんとの親子関係は変わらないですからね。
     お母さんが長期休暇を取れて久しぶりの親子旅行だったのに…

  3. 鮭釣りでも知床は有名だけど、よそ者は来るなと看板立てて知り合い以外の人間に因縁つけて意味不明に怒鳴り散らしてるのは斜里、ウトロ、羅臼の人間。
    北海道ではよそ者の看板あるのは知床だけ。
    知床なんか美味いものないし、人間は変わってるしいいとこない。
    ここの社長が未だに謝罪がないのは妙に納得できる。

  4. ボランティアで海岸線を捜索していた桜井憲二です。早い段階で見たかった映像ですね!道警が開示を拒んだ理由が全く理解できません。

    @1341exeさん、全くその通りです。この時期は凪さえ良ければ海面がまだ凍る時期です。

    @user-xv6mx6nl4jの富也さん、腐った被害者と決めつけるあなたも腐っていますね!あなたも同じ状況下に置かれたことがあるのでしょうか?この方被害者の方をご存知なの 
            でしょうか?自分も同じ状況を過去に経験されているのでしたらまだしも、マスコミ報道のみで判断されているあなたは?
            また、『公開が遅すぎる』はもちろんそうですがそれは手抜き捜索をしていた道警に言ってください。HTBは頑張っていると思いますよ!

    @user-tr1eq2qo7さん、『よそ者は来るな』一部にそういう方がいるのは事実です。そこは大変申し訳ないですし、大体地元でも厄介な人です。

    桂田精一氏は相変わらず東京都内の弁護士事務所の助言を得て悠々自適な暮らしをしています。宿泊経営はコロナ禍の回復や事故から2年以上が経過し、戻ってきた観光客のおかげで順調な経営だと聞いています。
    一方、起訴については慎重にではなく何もできないというのが本音でしょう。
    海難は我々漁業者の事故に於いても船長が全ての責任を負います。

  5. 沈没するような船で観光客募れちゃうし乗船させちゃうし、ゆっるゆるだよな、どいつもこいつも。

    事故に関わった人や防げた人たち集めて、僕が作ったペットボトル筏で同じとこに送り届けてやりたいわ。

  6. 今も行方不明の方のご家族にとっては、最終的にはツラい映像だなぁ😢桂田‼️まず、乗船客のご家族のところに行って、頭下げなさいよ…

  7. メディアの洗脳で桂田一人を悪者に仕立てる間に元凶である官庁担当者は引退退職して責任所在を不明にさせる作戦。第三者の部外者が桂田が悪いだとかほざく程メディアの良いカモ

  8. どんなに怖かったろう。そう想像するだけでも、胸が締め付けられる。辛いけど、事実と向き合って、再発防止のために何ができるか考えないと、と思わせられます。

  9. ※『知床遊覧船』※緊急情報※
    知床より『JAZU1~乗せかえ別の船にて女性客を連れ去り』東京の工場『倉庫』への可能性高『連れ去りの女性は、子供~母親までと推測される』
    この事案は、今回だけではないと推測されます。
    この情報は、私の方に入ってきたのが、まだ、1年経たないぐらいの情報になります。
    本当の情報かは、まだ、不透明なものになりますので、慎重に捜査段階に乗せて頂きたいとおもいます。関係各機関の方よろしくお願い致します。『マイノリティ関連事案』

  10. 😀😀(笑)なんで今頃上げてんだよ⁉️😀(笑)でっち上げ事故なのに(笑)誰も亡くなってねぇだろうよ😀

コメントを残す