千鳥・大悟、田中泯から演技を大絶賛され照れる「人間が演劇を始めた動機を持ってる」 映画『箱の中の羊』 大ヒット御礼舞台挨拶

千鳥・大悟、田中泯から演技を大絶賛され照れる「人間が演劇を始めた動機を持ってる」 映画『箱の中の羊』 大ヒット御礼舞台挨拶



お笑いコンビ・千鳥の大悟と、俳優の桒木里夢、田中泯、監督の是枝裕和氏がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた映画『箱の中の羊』 大ヒット御礼舞台挨拶に登壇した。

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#箱の中の羊 #千鳥 #大悟 #桒木里夢 #田中泯 #是枝裕和

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  1. 『箱の中の羊』興行成績コラム

    「10億円が見えてきた」は本当か。数字が示す現実的な急所

    『箱の中の羊』について、報道では「興収10億円超えも視野」という見方が出ている。確かに、公開初動だけを見れば、その表現が完全に外れているわけではない。全国365館公開で、初日から3日間の成績は動員13万9241人、興収1億9235万円。MOVIE WALKER PRESSも、是枝裕和監督の過去作との初動倍率を踏まえ、計算上は10億円到達も可能という見方を示している。

    さらに、公開10日間では動員32万8000人、興収4億4500万円突破と発表され、「口コミが広がり、2週目も好調推移」と報じられている。ここまでなら、10億円を見据えた前向きな報道が出るのは理解できる。初動1.92億円から10日間で4.45億円まで積んだのであれば、数字の見た目は悪くない。

    しかし、興行の急所は10日間累計の見栄えではなく、その後の落ち方である。

    3週目土日、6月13日〜14日の独立系込み販売数は**1万6262、座席数12万8205、上映1014回、270館、先週比33.8%**まで落ちている。これはかなり厳しい。単に「席が減った」だけではなく、販売数そのものが明確に縮小局面へ入った数字である。

    6月14日単日でも、独立系込みで販売数7878、座席数6万5038、上映511回、270館、先週比31.8%。さらに6月15日19時中間では、**販売数5326、座席数7万2232、上映549回、270館、先週比43.1%**となっている。館数はまだ残っているが、動員圧は明らかに弱くなっている。

    ここが最大の現実的な急所だ。

    報道の「10億が見えてきた」は、公開10日間までの勢いを前提にした表現である。だが、最新のデイリー推移を見ると、3週目で明確に失速している。つまり、10億円が「自然に見えてきた」のではなく、10日間4.45億円という途中経過から、計算上まだ可能性が残っているという程度に近い。

    10億円に到達するには、公開10日間時点の4.45億円から、さらに約5.55億円を積まなければならない。ところが、3週目土日が先週比3割台まで落ちると、ここから先は上映回数も箱サイズもさらに削られやすい。映画館側から見れば、すでに「大きく残す作品」ではなく、「残すが、席は絞る作品」へ移っている。

    比較対象としてよく出される『人はなぜラブレターを書くのか』は、公開38日間で動員約75万人、興収10億円を突破している。報道でも『箱の中の羊』と並べられているが、重要なのは、ラブレターは中盤以降も粘ったから10億に届いたという点である。

    『箱の中の羊』は、初動ではラブレターにかなり近かった。だが、3週目入口で販売数が大きく落ち、土日合算で先週比33.8%まで下がった。これは、10億コースに必要な「中盤の粘り」とは逆の動きである。

    率直に言えば、現時点の実態はこうだ。

    10億円は、宣伝上はまだ言える。
    しかし、興行データ上はかなり厳しい。

    現実的な着地は、現状では6億円台前半〜6億円台後半が中心。3週目以降に大きく粘れば7億円台はあり得る。ただし、10億円へ届くには、ここから再び週末動員を立て直し、平日も5,000人台ではなく1万人前後で粘る必要がある。

    この作品の業績評価は、失敗ではない。公開10日間で4億円台半ばまで積んでおり、全国公開の実写作品として一定の成果は出している。ただし、報道が言うような「10億が見えてきた大ヒット」というより、数字の実態は、初動は強かったが、3週目で伸び悩みが露呈した中規模ヒットである。

    結論は明確だ。

    『箱の中の羊』の急所は、初動ではない。
    3週目以降の維持率である。
    そして現在、その維持率は10億円コースとしては弱い。

    だから、現実的には、10億円突破を前提に語るより、6億円台をどこまで上振れさせられるかを見る段階に入っている。報道の前向きな言葉と、興行データの実態は分けて読むべきである。

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